早期発見、早期治療はお子様の歯のためにあると言っても過言ではありません。乳歯は永久歯の半分の大きさと半分の厚みで、歯質が柔らかいため、小さな虫歯でも数ヶ月で神経まで侵してしまい、気づくのが遅れがちです。
子供は”どうして虫歯になったのか””どうして自分がこんな痛い目にあわないといけないのか”それらを自覚することはできません。すべてお母さんの自覚によりコントロールされます。食生活に気を配り、日々のブラッシングで注意深く観察することが必要です。そして定期的な歯科検診も欠かせません。
乳歯は使い捨ての歯ではありません。成長期の大切な食生活を支えます。また将来の大人の歯、歯並びや噛み合わせに大きく影響をすることを考えると、とても重要な歯でもあります。
子供にとって歯の治療は決して楽しいものではありません。しかし、乗り越えることができないほど苦痛でもありません。お母さんは”うちの子は治療できるのだろうか””泣いたり暴れたりしないだろうか”と心配されることでしょう。
まず、歯科医院の雰囲気になれることから始まり、少しづつ根気よく治療を行ないます。そして歯の治療をがんばったことを周りの人がそれを認め励ましてやることも大切です。治療が終わる頃には見違えるほどしっかり者になるものです。 |